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2017年12月2日土曜日

❖12月学習会のご案内

第40回よしかわ憲法サロン
テーマ「どこが気になる?改憲草案」

グループに分かれて、各自思うこと、「こんなのイヤ!」「こうあってほしい~」等の思いを付箋に書きだし、意見交換します。

クリスマスも近いので、ケーキ&紅茶で楽しく学習しましょう!

12月16日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしすセミナールーム3
参加費200円

2017年12月1日金曜日

❖10月学習会報告



第38回よしかわ憲法サロン 10月学習会内容報告      報告:栗原明一
・日時、場所:2017・10・28(土)13:30~16:00 おあしすセミナー3
・学習内容:「日本会議って何?②」         ・講師:清川久基さん
1.      はじめに
 今回は、第37回憲法サロン三須隆弥氏の「改憲への動きの根源を探る・日本会議って何①」を受けて、さらに〝日本会議とは何かーその底流にあるものー〟を明らかにしようという内容であった。また、〝教育勅語〟全文を参加者で読み合わせた。
2.      〝日本会議〟の結成まで 清川さんの講義及びレジメから作ったメモ
・宗教法人「神社本庁」発足(1946~)
・「紀元節復活運動」(1951~)
・「生長の家政治連合」(1964)※現憲法の廃止、伊勢皇大神宮・靖国神社の国家祭祀実現等
・「神道政治連盟」(1969)※日本の歴史と国柄を踏まえた、誇りの持てる新憲法の制定等
・「靖国神社国家護持運動」(1969~)
・「日本を守る会」(1974~)※右派系の宗教組織・文化人が結集。
・「日本青年協議会」の書記長・椛島有三が「守る会」に参加。(1977)※草の根保守運動展開。
・「元号法制化実現国民会議」(1978)
・「日本を守る国民会議」(1981)※上記「元号実現会議」を改組。正しい愛国心の確立(黛俊郎)。
・「国民会議」、教科書偏向攻撃、皇室敬慕の奉祝運動を展開。
・「国民会議」、改憲運動を精力的に展開(1982~)。『新憲法の大綱』(1992)発表。
・「国民会議」、河野談話(慰安婦:1993)、細川発言(侵略戦争:1993)を攻撃。
・「国民会議」、教科書から慰安婦記述を削除せよ攻撃(1996~)。
・「新しい歴史教科書をつくる会」発足。※藤岡・西尾・高橋・小林よしのり等。
・「国民会議」、261の地方議会で〝夫婦別姓に反対する決議〟をあげる。(1995~6)
・「国民会議」、「日青協」(椛島)による、長崎原爆資料館等、各地の偏向展示攻撃(1996~)。
・「日本会議」(1997~)の結成。※「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」が組織を統一。両組織の事務局長であった椛島有三が「日本会議」の事務総長となる。
3.      まとめにかえて
 戦後日本のいわゆる〝右翼・右派〟と言われる人々がどのような主張と運動を展開し、日本会議という組織や運動に結実し、今日の安倍政権に影響をあたえているかという〝流れ〟を清川さんの講義・レジメから理解することができた。
 日本会議がめざすものは、「皇室を敬愛すること」、「押しつけ憲法を克服して新憲法を創造すること」、「愛国心・道徳心を大切にする教育を実現すること」、「一国平和主義の幻想から脱却し、集団的自衛権を行使できる安全保障政策を確立すること」などである。特に現在、「緊急事態条項」や「自衛隊明記」などに絞って憲法を変えようとしている。
 その方法は「全国津々浦々にグループを作り、彼らを中心に県議会や町村議会などに法制化を求める議決をしてもらい、この力をもって政府・国会に法制化をせまろう」(椛島)というやり方である。このやり方は椛島氏たちが〝左翼・革新勢力〟のやり方から学んだものだと清川氏が強調されていた。ならば吉川市民はもっと多くのグループをつくり、日本会議や安倍政権に負けずに頑張ればよい。〝なぜ後退したのか〟の答えは〝どうすれば前進できるか〟である。

2017年11月9日木曜日

❖11月学習会のご案内

第39回よしかわ憲法サロン
テーマ「日本会議って何? ③天皇制」

レポーター:清川久基氏(元社会科教師)

11月25日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしすセミナールーム3
参加費200円

2017年10月8日日曜日

❖10月学習会のご案内

第38回よしかわ憲法サロン
テーマ「日本会議って何?」

レポーター:清川久基氏(元社会科教師)

10月28日(土) 13:30~16:00
市民交流センターおあしすセミナールーム3
参加費200円

❖8月映画会報告

第36回吉川憲法サロン 学習会報告 報告:栗原明一

・日時、場所:2017・8・12(土) 13:30~16:00 おあしすセミナー3

・学習内容:ドキュメンタリー映画『はだしのゲンが見たヒロシマ』 監督:石田優子


1. はじめに
 映画(2011年制作77分)は、漫画家・中沢啓治氏が自身の生い立ち、広島での被爆体験から『はだしのゲン』を描くまでの半生を語ったものである。中沢氏の抑制の効いた語り口から、私たちは原子爆弾が真下に住んでいる人間をどのように直撃し、今日までどのくらい苦しめ続けてきたのかという証言をあらためて聞くことになった。感想の一部を紹介したい。

2.   参加者の感想      
・「中沢さんは私より二つぐらい上です。(私たちに必要なことは)戦争あるいは核というものの悲惨さを知ることと、伝えることでしょう。今日中沢さんから『お前、(今)何やってんだ』と言われたような気がしました。」[男性]

・「(今日の映画は)怖いのはダメと言う人にとっても、何かゆっくり進んで行ってくれるので、こちらも落ち着いて見ることができてすごく良かったと思います。原爆のことだからもう知ってるよと思っている人、とくに若い人たちに見て貰いたいなと思いました。」[女性] 

・「二十歳のころ原水爆禁止大会に行ったことがあります。今日の映画は本人が生々しく体験を絵じゃなく言葉で話してくれたのでよく頭に入りました。体験者が語り部としてまだ生きているうちにビデオとか、(情報として)残していかなくちゃいけないと思いました。」[女性]

・「個人の戦争体験は部分的なことだから、ともすると他人事になってしまう。これは人間の欠点であり弱さだと改めて思い知らされました。私映画を見ながら思いました。ほんとうにあんなこと繰り返しちゃいけないんだと、もっと真剣に受け止めなくちゃあいけないということを感じさせていただきました。」[女性]

・「あの頃丸山先生って最高ねって言ってました。『はだしのゲン』という本があるから読みなさいと生徒に教えました。同じことを私たち保護者にもお話し下さったんです。だからこれからも学校の先生がもう少し戦争についてしゃべらないといけないと思います。子どもにわかるようにしゃべっていったら、またちがうんじゃないでしょうか。終戦記念日がわからないなんてとんでもない話なんです。」[女性]

・「アニメではなく中沢さんのお話しでしたが、取り寄せてよかったと思いました。これからも小さい上映会であってもチョコチョコやることが大切だと思っています。」[女性]

・「(映画を見て)特に印象深かったのは肩の皮膚が剥けて垂れ下がって、止まるのが爪だったという話です。そういう経験をした人の話を聞けたのは良かったと思います。このような映画を見ることによって、基本的にこういうことをやっちゃあいけないんだという素朴な考え方をみんなに持って貰えたらいいなあと思っています。」[男性]


・「映画を見て、『はだしのゲン』という漫画はほんとうに自分が体験したことを書いたんだなあということを感じました。」[男性]


・「あらためて生の話を聞くことは記憶を風化させないために大事だと感じました。」[男性]

 3. まとめにかえて
参加者の感想は紙面の関係で映画に関するものに限定させていただきした。「核兵器を撃ち合えばどうなるのか?」「核兵器禁止に反対する人は狂っていないのか!」など議論百出でした。

2017年10月7日土曜日

❖4月学習会報告

第32回よしかわ憲法サロン 学習会報告

日時/場所:2017/4/15(土) 13:00~16:00 おあしす
内容: 「愛国心と教育」 
講師:清川久基さん

はじめに
清川さんに、「愛国心と教育」について、「日の丸(国旗)、君が代(国歌)」の扱いの変遷を通して説明してもらいました。敗戦から10年もたたないうちから、憲法でうたわれる「国民主権」とは異なる、国家優先の制度がじわじわと制定されてきたことが分かります。
 

Ⅰ.講義内容の要旨
[敗戦直後のGHQ(連合国軍総司令部)の「日の丸・君が代」に対する態度]
・当初、禁止措置をとらず、「日の丸掲揚」にはGHQの許可が必要とした。
・1945/12/29  元旦、三日、五日の三日間のみ国旗掲揚を許可した。
・1947/5/3 新憲法施行日。「日の丸」掲揚を特別許可。この日以降、国会、最高裁判所、総理大臣官邸、皇居の4か所に限り、「日の丸」掲揚を無制限に許可した。
・1948/3/1から、12の祝祭日に、GHQの許可なしに掲揚が可能になった。
・1949/1/1より、「日の丸」掲揚が完全に自由となった。

しかし、沖縄では刑事罰を伴って、掲揚は厳禁とされていた。

[天皇の地方巡幸と「日の丸・君が代」]
・1947/10/30  金沢、第2回秋季国体開会式に天皇出席。ポールに日の丸掲揚、君が代も斉唱。
以後、国体には天皇出席が恒例化し、「日の丸・君が代」もセットになった。
・1948/6月  衆参両院で教育勅語の失効が宣言された。

[天野談話] 

・1950/10/17 天野談話、全国の教育委員会と大学に通達。
「「文化の日」その他国民の祝日は、国民自ら定めた日であり、各学校において、学生生徒児童に対し、祝日の意義を徹底させ、進んで国歌及び社会の形成者として自覚をさせることは極めて必要なことと思われる。訓話、講演会、学芸会、展覧会、運動会等において国旗を掲揚し、国歌を斉唱することも望ましいと考える。」
・1951/1月  天野文部大臣談話
「共産主義に対する精神的自衛力として愛国心高揚のため、「君が代」を歌い、「日の丸」を掲げる必要がある。」

・1952/4/27  対日平和条約発効の日から、NHKラジオは放送終了時、「君が代」を流し始めた。
1953/9月 NHK TV放送開始後、終了時、「日の丸」と「君が代」をセットで流し始めた。
・1952年夏場所から、日本相撲協会は優勝力士への天皇杯授与に合わせ、観客に「君が代」を斉唱させるようになった。

[「日の丸・君が代」の教育現場への浸透] 

・1946/10/9  国民学校令施行規則から、「学校儀式における君が代斉唱、天皇皇后ご   真影最敬礼、教育勅語奉読」の義務事項を削除。
・1947/3/31  教育基本法制定。日本国憲法実現のため、「学校の教員は、全体の奉仕   者であって、自己の使命を自覚し、その職責遂行に努める」、「教育は不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきもの」と謳った。
・1958/9/17 文部省が小中学校の学習指導要領を改訂。「日の丸・君が代」を義務教育の場に持ち込むことを明記。学習指導要領を法的拘束力のある「文部省告示」とした。
「国民の祝日など儀式を行う場合、児童に対し・・・・国旗を掲揚し、君が代を斉唱させることがが望ましい」

[1964年東京オリンピックを契機とする動き]
 ・1964/2/14  灘尾文部大臣の発言。 「国旗、国歌は格別大切なものとして扱うべき。オリンピックを控え、その普及に一層の努力をしたい。」
 ・1963年~64年  19府県議会で、「国旗掲揚・国歌斉唱」が決議された。
 ・1963年12月  日教組:「国旗掲揚・国歌斉唱」の強制に反対。各校の自主性に任せるとした。
 ・1966年6月 「建国記念の日」制定。
 ・1966年10月  「期待される人間像」中央教育審議会答申。

「国民として・・・正しい愛国心を持つこと」、「象徴である天皇を敬愛することは、日本国を敬愛する事に通ずる」、「天皇を象徴として自国の上に戴いてきたところに、日本国独自の姿がある」 ・・・・戦前の「国体観念」そのもの。   

[学校現場と「日の丸・君が代」  強制の始まり]
 ・1969/3/19  佐賀県備前中学校卒業式。校長が「君が代」を歌わせようとしたが、教職員が「校歌を歌おう」と呼びかけ、校歌が歌われた。70年1月、県教委が4人の教員を「文書戒告処分」とした。「君が代」問題で、教職員が処分されたのは、初めて。
 ・1970/3/16 「まわれ右事件」。 前橋市桂萱(かいがや)中学校卒業式。君が代斉唱 の時、「3年1組はまわれ右」と担任の小作教諭が指示し、1組は斉唱しなかった。4   月17日、小作教諭は退職。  
 

 [法制化への道]
・1972/11/9 参院予算委員会での自民党議員の質問に対する本名総務長官の答弁。   「日の丸・君が代については国民の間に広く定着しているから、しいて政府として法制化するという考えはない」
・1974/3/10  鹿児島県玉利中学校・伊知地校長が自殺。前年の卒業式で校長と反対の職員で対立。この年も対立が予想され、翌日に協議することになっていた。
・1974/3/14 参議院予算委員会。自民党鬼丸議員の発言。「国旗や国歌は申すまでもなく、国家のシンボル。これは愛国心、郷土愛につながります。」
田中首相の答弁。「小中学校において、国旗や国歌を祝祭日に仰ぐ、歌うとするには法律が必要。この時期にきていると思います。」

・1977/6/8  小中学校の新学習指導要領案。「特別活動」。
「国民の祝日に儀式などを行う場合、児童に対し祝日の意義を理解させると共に、国旗をを掲揚し、国歌を斉唱させることが望ましい」。 政府関係の公文書で「君が代」が「国歌」と記されたのは初めて。 

 文部省の担当調査官の談話。「多くの学校で卒業式になると、君が代の論争が起こる。その場合、指導要領を見ても国歌と書いていないから、歌わなくていいという論法があるようなので、その論争を打ち切るためにも君が代を国歌とした」。
・1977/7月  文部省案通りのものが正式に告示された。
・1977/10/20  参議院予算委員会、真田内閣法制局長官の答弁。
「文部省が、あるいは文部大臣が特定の歌をわが国の国歌であると決める権限を持っていらっしゃるはずはございません」。

・1979/3/1 「君が代」ジャズ風演奏事件
 福岡県立若松高校。音楽教諭・小弥信一郎氏が、「君が代」をジャズ風に編曲して伴奏した。前年まで「君が代」の演奏はなかったが、校長判断で実施を決定。小弥氏は、伴奏の職務命令を受けていたので、意義申し立てのため、当日、ジーパン・縞柄のシャツの姿でジャズ風にアレンジした演奏をした。

5月8日、福岡県教委は、小弥氏を分限免職処分にした。職員の抵抗も85年頃まで。起立しない教員は教育困難校への異動、処分。福岡高教組は、組織防衛のため、それまでの三ない運動(起たない、歌わない、弾かない)から(起つが、歌わない)運動に変えた。


Ⅱ.参加者のご意見、感想
・今日の説明で、GHQの動きを知り、マッカーサーが天皇を認めた事に納得がいった。   
・愛国心と教育の関連が漠然としていたが、今日の説明でよく理解できた。
・敗戦で天皇制国家を否定したのに、何故皇国史観等が復活してきたのだろう。
・マスコミ、NHKを使いながら愛国心をじわじわと浸透させてきた。
 建国記念日(1966年)制定はずいぶん早い。日本会議的な動きはその頃から既にあった。
・日の丸・君が代は愛国心につながる。国民を一つの型にはめこもうとしている。
・権力を持つ人間がやりたいことをやろうとする時、利用するのが愛国心。これに対抗する人間や勢力はつぶそうとする。

・中曽根内閣の時、日本史を必修から外し、世界史は必修とした。明確な教育理念が確立されていない。ふらふらしている。
・道徳強化。根本に天皇を利用しようとしている。愛国心、郷土愛の押しつけ。
・日本は他国に比べ、教育の場に儀式が多い。入学式や運動会は外国にはない。
・栄小の卒業式に、はかまをはいてくる男子生徒が20人いた。
・卒業式での対面式(同じ床の上、卒業生と在校生が同じ高さで対面)が禁止になった(東京都)。
現在は、壇上に上がって、卒業証書をもらう。権威付け?
・何故、君が代は起立して歌うのか。何故、国旗に一礼するのか。
・全体的に戦前回帰。しかし、単純な戦前回帰とは違う。企業にとって都合のよい人間を作ろうとしている。競争社会で個々人がばらばらにならないように。
・国民が戦争について総括してこなかったために、日の丸、君が代、愛国心がスムーズに通ってきている。
・日本は、水に流す文化、民族性。この検証が大事。
・個を否定する社会になったのか。自分で考え、行動に移すことが苦手な民族。
・こういう危険性を一般の人にどのように伝えていったらよいのだろう。
以上 

文責: 高橋(邦)

2017年9月2日土曜日

❖9月学習会のご案内

第37回よしかわ憲法サロン
テーマ「改憲への動きの根源を探る」

レポーター:三須隆弥さん

9月15日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしすセミナールーム3
参加費200円

2017年8月5日土曜日

❖8月映画会のご案内

第36回よしかわ憲法サロン

~ドキュメンタリー映画~
「はだしのゲンがみたヒロシマ」
    2011年作製  監督:石田優子


❖映画『はだしのゲン』の作者中沢啓治さんが語る被爆体験。
 戦争や原爆の恐ろしさと、命の大切さやかけがえのない家族への思いを
 渾身の力を込めて伝える平和へのメッセージ

8月12日(土)13:30~16:00 (上映時間77分)
市民交流センターおあしす セミナールーム3
参加費300円

2017年7月9日日曜日

❖7月学習会のご案内

第35回よしかわ憲法サロン

7月15日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしすセミナールーム3

テーマ「改訂された教育基本法とは?」

・リポーター:清川久基氏(元社会科教師)
・参加費200円

2017年7月8日土曜日

❖3月学習会報告



第31回よしかわ憲法サロン 3月学習会内容報告  報告:栗原明一
・日時、場所:2017・3・18(土)13:30~16:00 
  中央公民館202
・学習内容:テーマ「共謀罪ってな~に」 
・講師:三須隆弥さん

1.      はじめに
 憲法サロン運営委員会で、「共謀罪ってなに?!」という疑問が出た。運営委員の三須さんがレポートを引き受けてくれた。
「勉強したことを少し説明したい」という前置きで学習会が始まった。レポートはA4、9ページ、資料7ページ、計16ページ。よく調べられたレポートと説明であった。以下、三須氏と参加者の発言を聞き私なりに理解できたことや感じたことをまとめ、報告としたい。

2.「共謀罪」法案とは
 学習会でわかったことは、「共謀罪」法案と呼ばれているのは「テロ等準備罪」法案とも呼ばれ、今国会に提出が予定されている「組織犯罪処罰法改正案」のことで、同法に追加される第6条の二の内容に問題があるということである。
 「第6条の二 次の各号に掲げる罪に当たる行為で、テロリズム集団その他の組織的犯罪集団…として、当該行為を実行するための組織により行われるものの遂行を二人以上で計画した者は、その計画をした者のいずれかによりその計画に基づき資金又は物品の手配、関係場所の下見その他の計画をした犯罪を実行するための準備行為が行われたときは、当該各号に定める刑に処する。(略)」

3.    かかわったとみなされれば捜査され
 法に反する行為を罰するのが日本の刑法の原則である。しかし第6条の二を読むと、二人以上の集団で犯罪を計画した者は刑に処するとあり、犯罪を計画している疑いがあれば警察が捜査し犯罪に問えるという内容に読める。改正案が通れば、犯罪を実行していなくても、その場にいて話しを聞いたり、気持ちはわかると思い〝いいね〟をクリックしただけでも、とにかく計画にかかわったとみなされれば捜査され、逮捕・連行され、取り調べを受け、勾留される。
犯罪を計画し共謀している恐れや疑いのある人々を見つけ炙り出すためには多数の公務員と予算が必要になる。まじめで有能な公務員ほど仕事として上手に盗聴し、情熱的に取り調べ、自白を引き出し、巧みに密告を奨励する。
三須さんの調べによれば①内乱罪 ②外患罪 ③私戦予備罪 ④放火罪 ⑤通貨偽造罪 ⑥殺人罪 ⑦身代金誘拐罪 ⑧強盗罪、及びその他いくつかの犯罪にのみ予備罪、陰謀罪が適用されているが、政府は①~⑧の犯罪にプラスし合計277の犯罪に対象を拡大して、共謀(計画)罪という新たな罪をつくろうとしているという。

4.      まとめにかえて
 政府は2003年以来「4年以上の有期刑の犯罪を共謀した者は、全て罰する」といういわゆる「共謀罪」法案を3回提出している。4度目となる今回、対象とした600の犯罪を277に減らし、「共謀した者」を「計画した者」と言葉を変え、今国会の通過を狙っている。
 「組織犯罪処罰法改正案」は本当にテロ対策法案だろうか。現政府にとって都合の悪い人物や団体を「取り締まりたいときに、277の犯罪からどれかを選んで使うための法律」(中島京子)つまりその役割と効果のうえで「治安維持法」と同じではないかと思われる。
 「野党と国民の力で必ず廃案に追い込む」。手はある。近い将来、必ず「組織犯罪処罰法改正案」を廃案にするために必要な代表を多数国会議員に当選させるという手である。

2017年6月10日土曜日

❖市長懇談会のご案内

吉川市教育大綱について市長と語ろう

吉川市教育大綱
「家族を 郷土を 愛し 志をたて 凛として生きてゆく」

今年度、教育大綱を印刷したクリアファイルが、市内小中学校に配られました。
子どもたちは、これをどう読むのでしょうか。
市長を囲んで一緒に語り合いませんか?

6月24日(土)10:30~12:30
市民交流センターおあしす セミナールーム3


❖6月映画会のご案内

第34回よしかわ憲法サロン

映画「横浜事件を生きて」

6月17日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしす ミーティングルーム4
参加費300円

2017年5月27日土曜日

❖2月学習会報告

第30回 よしかわ憲法サロン  学習会内容報告

日時/場所:  2017/2/25 (土) 13:30 ~ 16:00   おあしす
内容: 「日米安保条約と日本の基地」
講師: 柴山 敏雄さん

Ⅰ.講義内容の要旨

柴山さんに、日米安保条約のできるまでの流れと安保体制の仕組み・現状について説明してもらいました。

1.日米安保体制の成立(1946年~1960年)

1-1 憲法9条の原点

 「9条2項において、自衛権の発動としての戦争も交戦権も放棄したのであります」
吉田茂首相。衆議院本会議。1946.6.26

  1-2 アメリカの戦略転換・・・日本を「反共主義の防波堤に」

  「どこに侵略が起きても、直接・間接を問わず平和が脅かされる場合には、アメリカ国防にかかわるものとみなす。」 トルーマン・ドクトリン 1947年3月
「日本の再軍備を計画準備しなければならない。この軍隊は、アメリカにより組織され、初期の訓練を受け、厳格に監督されなければならない。国内の治安維持、外部からの侵略に対する防衛行動が目的。日本国憲法は改正する必要がある」
ロイヤル陸軍長官から国防長官への覚書。 1948.5.18

  1-3 占領から講和 米軍基地の継続

  「日本国民の自由意思に従い、平和的傾向を有し、責任ある政府が樹立されたら、連合国の占領軍は直ちに日本国より撤収する」ポツダム宣言 1945.7.26
 連合国の全ての占領軍は、この条約の効力発生の後90日以内に撤退しなければならない。但し、この規定は、連合国と日本の間に締結された協定に基づき、日本の領域における駐屯・駐留を妨げない」サンフランシスコ講和条約 6条a)  1951.9.8

  1-4 基地国家日本の誕生 

沖縄が日本から切り離され、アメリカの全面的な軍政下に引き続きおかれた。 講和条約 第3条。
旧日米安保条約成立 1952.4.8  日本本土に米軍が残り、自由に基地使用が認められた。
吉田首相一人で署名。
旧安保条約の特徴と問題点
・アメリカは日本の再軍備を期待。 警察予備隊(1950) → 保安隊(1952) → 自衛隊(1954)
・「日米行政協定」の調印
アメリカは日本のどの地域も条約上、無制限に基地として利用できる。「全土基地方式」
アメリカの軍人・軍属・その家族が犯した犯罪の裁判権は全てアメリカに属した。治外法権。

1-5 日本の再軍備とMSA協定(相互安全保障法)

・軍事同盟的要素
日米行政協定24条: 日本有事の際、“共同防衛措置”をとる。
旧安保条約は、基本的に基地提供条約であったが、軍時同盟的要素も含んでいた。
・日本の再軍備のため、アメリカは相互安全保障法(MSA)の日本への適用を図る。
1953年7月~
アメリカから軍事援助を受け入れた国は、自国及び“自由世界”の防衛のため寄与することを義務付ける。
アメリカは日本の地上部隊の増強を要求。日本の保安部隊を3年で18万人にした。
アメリカの余剰農産物を日本が購入。その代金をアメリカは積立て、一部を日本の軍需産業に投資。 「MSA協定」調印。1954年3月

2.1960年安保条約全面改定、その特徴

・基地使用特権の継続 = 「全土基地方式」継続。 (第6条)
・軍事同盟。(第5条): 日本国の施政下にある領域において攻撃があった場合(日本有事)、米軍
 と自衛隊の共同作戦が可能になった。
・軍事力増強の義務(第3条):武力攻撃に抵抗するそれぞれの能力を維持発展させる。
・日米経済協力の規定(第2条)

3.日米安保体制の仕組みと現状 (安保条約6条と日米地位協定)

・安保条約6条:「アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される」
・日本に133の米軍基地 (米軍専用:84、自衛隊と共用:49)。
 米軍人 48,000人、 家族 18,000人、 計66,000人が米軍基地に配属。
 1980年120基地に比べ、現在の133基地ノ面積は2倍。   米軍基地の74%が沖縄に集中。
・海外の米軍人の配属
          1990年   海外全体  609,000人     欧州  310,000人    アジア  49,000人
          2009年   海外全体  263,000人     欧州   79,000人    アジア  26,000人
                     海外全体  40%に縮小     欧州  1/4に縮小    アジア    半減
          日本では、変化はない。
・米軍専用空域
 横田エリア(一都八県:東京・栃木・群馬・埼玉・神奈川・新潟・山梨・長野・静岡)にまたがる空域と嘉手納ラプコン(沖縄本島のほぼ全域)という米軍専用空域が設置されている。
日本の旅客機は、この空域では米軍の許可なしに飛行できない。そのため、回り道したり、危険な急上昇をして、この空域を回避する飛行をしている。
・在日米軍基地 (首都圏に大規模な基地)
横須賀(原子力空母の母港、海軍基地)、横田(空軍基地)、厚木(海軍航空基地)、
座間(陸軍キャンプ)、相模原(陸軍補給基地)
沖縄、岩国(海兵隊基地):海兵隊は日本防衛の軍隊ではない。攻撃専門の部隊。
・深刻な社会問題
夜間発着訓練、低空飛行訓練。(騒音、事故)。これら訓練は米国内では、制限されている。
・在日米軍の意味
他国への介入、干渉、攻撃が主たる任務の軍隊。「日本を守る部隊」なのか?
ベトナム戦争時:ベトナム攻撃の発着基地。
・「日米地位協定」の内容と性質
米軍の日本における特権が許されている拠りどころ。
旧安保条約の「日米行政協定」を引き継いだもの。60年安保条約 第6条に基づく。
3つの内容
1) 基地の提供・設定(協定2条)
米軍基地をいつでも日本全国どこにでも自由に作ることが可能
2) 基地の維持
基地内は完全に米軍の支配下に置かれる。
3) 軍人・軍属の特権・特典
日本への自由な出入国。刑事・民事責任の大幅な免除。
 公務中の犯罪・事故の場合、第1次裁判権はアメリカにある。(協定17条)
 公務外の犯罪でも、起訴前に容疑者の身柄を日本側に引き渡すことはできない。
 日本政府の責任がなくても、米兵の事件・事故に対し、賠償金や見舞金の25%を日本政府 が負担。(協定18条)
その他の性質
・米軍の基地使用料は無料 (協定24条)
・基地内の環境汚染(重金属、化学物質)にアメリカは責任を負わない。(協定4条)


Ⅱ.参加者のご意見、感想

・日米地位協定の中で定められている「日米合同委員会」という会議体がある。日本の高級官僚6名と米軍高級官僚6人の委員会で、機密裏に重要なことが決められている。月2回、日米交互に開催。鳩山首相もこの会議体で決まったことを知らなかったという。
・アメリカ本土では許されないこと(夜間発着訓練、低空飛行等)が、沖縄ではどうして許されるのか、国民のほとんどはピンときていない。
・今回の説明を聞いて、米軍に対する厚遇を知り、怒りが湧いてくる。事実を皆に知らせることが大切と思う。
・戦争を経験した人間と経験しなかった人間と感じ方は違う。米国に守ってもらっていると感じている若者はたくさんいる。
・日本では公にしないで、アメリカで公開されて初めて知るような情報がたくさんある。
・戦後の日本の形を決める上で、昭和天皇の果たした役割は大きい。昭和天皇は、アメリカに日本を守って欲しいとマーッカーサーに伝えた。
・「日本は戦争に負けてよかった。幸福になった。平和憲法があったお陰で戦後70年、平和を保てた」と言う人は多い。特に女性。
・事実を知ることが大事。気づけば分かってくれる人がたくさん出てくる。
・今日の説明で日米安保の成り立ちがよく分かった。現在、世界で戦争の危機が高まっている。
兵器の能力も数十年前とははるかに違っている。安倍政権は共謀罪を通して、反対意見を抑えようとしている。自衛隊の戦力をアップさせて戦争の準備をしている。日米安保を破棄していくことが大事。
・安倍さんは、カジノ、原発再稼働、原発輸出等大変なことを進めている。国民の多くは、沖縄ならいいや、福島ならいいや、共謀罪も一般の自分たちには大丈夫だろうと思っている。
なんで黙っているのだろう。なんで、こんなに支持率が高いのだろう。
・学習して事実を学んでいくことは大事。安部首相や桜井よしこ氏達はあせっている。経済成長は見込めない、輸出産業は原発しかない、非正規、長時間労働、教育(愛国心)。反対できないような体制作りを進めている。
・安保条約。日本はそうせざるを得なかった状況も考えないといけない。現状を否定すればバラ色の将来があるという考え方はだめ。否定だけではだめで、対案を持つことが大事。
・今日は勉強になった。日本も、50~60年前はずいぶんエネルギーがあった。安保、全学連の時代、赤坂のデモに出くわしたが、怖いと感じたほど。今はない。韓国の弾劾裁判、香港の運動に比べると日本は継続性が足りないと感じる。
・マスコミがびびっている。アメリカと日本のマスコミの違いを感じる。
・大阪の森友学園問題。安倍首相の本質を表している。皆がおかしいと感じられたらいい。
・米国、ヨーロッパの人たちは声を挙げている。自分は怒りがなえてきてしまっているが、認識から行動へ。行動しながら、普通の国民が怒っている事を示し続けていくことが大事。

以上

2017年5月1日月曜日

❖5月学習会のご案内

第33回よしかわ憲法サロン

5月27日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしすセミナールーム3

テーマ「愛国心と教育 その2」

・リポーター:清川久基氏(元社会科教師)
・参加費200円


2017年4月12日水曜日

❖4月学習会のご案内

第32回よしかわ憲法サロン

4月15日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしすセミナールーム3

テーマ「愛国心と教育 その1」

・リポーター:清川久基氏(元社会科教師)
・参加費200円

※ 「愛国心と教育 その2」は5月27日(土)予定

2017年3月14日火曜日

❖3月学習会のご案内


「共謀罪ってな~に?」

講師:三須隆弥さん

3月18日(土)13:00~16:00  
中央公民館202
参加費200円

2017年3月12日日曜日

❖1月学習会報告

第29回よしかわ憲法サロン 1月学習会内容報告 報告:栗原明一

・日時、場所:2017・1・28(土)13:30~16:00 おあしすミーティングルーム4 

・学習内容: 映画 『日本の青空』 大沢豊監督作品(123分)  ・参加者:34名

参加者の感想:(みなさんの発言を報告者の部分的なメモと記憶で要約したものです。)

女:「2007年、10年前の映画なのに現在の情況をよく映している。」
男:「僕は日本国憲法は押しつけ憲法だと思っている。広く国民に憲法の内容を問うたということはなかった。憲法はアメリカの言論統制下で作られた。」
女:「そうであっても、平和憲法ができたことは喜ばしい。」
女:「憲法9条があったので、70年間まがりなりにも戦争がなかった。」
男:「主体的に選びとったものでないので朝鮮戦争時、簡単に再軍備を受け入れてしまった。
男:「日本はドイツと違い、政府に戦争勢力が残っていて、ポツダム宣言をまともに履行できなかった。松本委員会がやろうとしても作れなかったから、あのような状況になった。」
男:「いろんな意味で時間をかけられないという国際情勢があった。」
女:「しかし、多くの日本国民は作られた憲法の中味を喜んで受け止めた。」
男:「したがって今でも憲法を国民自身のものにしていくという議論と運動が必要である。」
男:「成り立ちはともかく、私たちが憲法をいいものとして育てて来たのに、安倍が押しつけられたと言って変えようとしている。しかし、私は憲法を守りたい。そして、このままにしていたら安倍に押し切られてしまう。」
女:「憲法が押しつけられたと信じている国民がいる。メディアは十分伝えていない。」
女:「鈴木安蔵たちの憲法草案要綱がGHQ案のベースになった。押しつけられてもいいものはいい。『日本の中に受け入れるベースがあったのよ』と娘も言っていた。」
男:「原理論のレベルで天皇制をはじめ憲法の内容をキチンと議論しないからジワジワと自民党憲法草案復活につながるような事態になってしまっている。国民が憲法をもっと主体的に受け止め議論して行かなければいけない。それをしないから、ズルズルと自衛隊を支持する人間が国民の過半数になってしまった。」
女:「今の自民党は国民に議論をさせないで憲法を改正しようとしている。それを政党だけに任せるというのでなく、私たち市民がもっと改憲政党に質問を突きつけ、その考えを市民に知らせ、さらに議論を深めていくという運動が必要だと思う。」
女:「憲法改正論議を聞きっ放しにしないで、選挙につながるようにしていくことが大切だと思う。学校教育にも反映させて欲しい。生きている間に私たちにできることをやる。焦ってもできない。できる人が出来るところからやっていく。」
男:「教育現場では私見を言ったら処分の対象になるという現状がある。」
男:「とはいえ、憲法や9条を守れという人は多い。戦後、原水爆禁止運動では3000万の署名を集めるなどいろいろな運動があった。考え、抵抗しながらやって来たおかげで、70年たっても憲法は今まだこうして生きている。戦争法が通っても私たちはますます考えようとしている。たしかに新たな危機がきているが、みんなでどうしたらいいか議論しながら日本国憲法を守っていくことが大事だと思う。」
男:「サイレント・マジョリティーが立ち上がることがある。」
女:「スイッチを入れましょう。」 女:「一歩出ましょう。」 女:「知った者の責任です。」 
女:「草の根をひろげていきましょう。」 (編集後記)男:9条は青空たかく根は深く(凡人)

2017年2月23日木曜日

❖2月学習会のご案内

「日米安保体制と日本の基地」

 講師: 柴山 敏雄さん

   2月25日(土)13:30~16:00
  市民交流センターおあしす セミナールーム3
  参加費200円

2017年2月22日水曜日

❖12月学習会報告

第28回 よしかわ憲法サロン  12月学習会内容報告                        
日時/場所:  2016/12/17 (土)13:30 ~ 16:30/おあしす セミナー4。

学習会内容: 1)上映会 (DVD) 『いのちの森 高江』    21名参加

                2)上映後の参加者の話合い(感想)       20名参加

1)『いのちの森 高江』概要
   ・沖縄本島北部は、低い山々を照葉樹林が被い、国の天然記念物やこの地域にしか生息していない多様な生命が溢れている。
    
・1996年12月、日米政府がSACO条約を締結。「①世界一危険な普天間基地を返還する代りに辺野古の海を埋め立て、新基地を建設。 ②北部訓練場を返還する代りにヘリの着陸帯を高江(沖縄本島北部)周辺に増設。」

   ・現在、高江の集落を囲むように。オスプレイ着陸帯が2つ完成。残る4つの着陸帯の工事が強行に進められている。
   
 ・住民の声:
     「自然を破壊させてはダメ、命に関わる問題。何としても阻止しなければ。保守も革新 もない。」
     「オスプレイが電信柱にぶつかるくらいに低空で飛ぶ。騒音もそうだけど、低周波が人に与える影響がどのくらいあるのか分からない。これ誰も調べていない。」
     「オスプレイは低周波ですごい気持ちが悪い。夜11時頃に演習の終わった後、頭痛が抜けるまで1時間くらいかかる。」
     「自衛隊のヘリがトラックを乗せ、空を飛んでいるなんてあり得ない事。数々のあり得ないことをこの数カ月見てきた。警察、機動隊、沖縄防衛局を含め日本の国がこんなに堂々と違法なことをしていることにすごく驚いている。」
      防衛施設局の人へ。「米軍には土地取られてさあ、あなた方にはこの山をメチャクチャにされてなあ。沖縄の人たちがどんな苦しい歴史やってきたかわかる? 我が家の家族は自分の家の墓にも入れないよ。それあんた方防衛施設局がやってンだろ。墓にもお参りできない、墓も追い出され、人間も追い出され。俺たちが身体張って止める理由、わかる? こんな気持ち、貴方にわかる?
       しかしなあ、僕らこんなに日本政府やアメリカ政府に虐められてきてもなあ、俺たち沖縄の人が、アメリカ人をこの歴史の中で殺したことがあるか?婦女暴行されなあ、ジェット機を落とされなあ、ヘリコプターを落とされなあ。」
      「育った処なのでこうゆう形で自然が壊されていくのは、とっても悲しい。・・・私達ができることは限られて来るけど、毎日、歩道に立って意思表示するだけでも、やっぱしないよりはいいと思うし、なにか機動隊の一人でもいいし、ダンプに乗っている運転手の一人でもいいし、何か思ってくれることがあればいいなあと思う。小さいけどそうゆう願いみたいなのを持ちながら続けたいなと思います。」
      「沖縄の動植物たちは、すでに日本政府とアメリカ政府の欲によって数えられないほど殺されています。今、ここは常識が通じないんです。人間の愚行は人間が止めないといけないんです。人間が命を奪っているのだから、それは人間が止めないといけないんです。」
   ・沖縄防衛企画部次長 (2010年2月 防衛局 住民説明会)
      「確かに4000haの演習場が返還になりますが、ヘリパッドの移設によりまして、特に高江区の住民の皆さんには騒音だとか危険性というご負担をお願いするようになるかと思います。」

2)『参加者の話合い 感想』
 ・オスプレイは、米国本土では、民家の上は飛べないことになっているのに、沖縄では、民家の上を   低空で堂々と飛んでいる。
 ・今回のオスプレイの事故は、欠陥機のせいなのか、運転ミスなのか。
 ・オスプレイ自体、欠陥機。日本はそれを買わせられている。
 ・オスプレイ購入前に、その特徴、欠点などの情報がきちんと日本側に伝えられているのか疑問。
 ・海上に落ちたオスプレイとは別に、もう一つの胴体着陸の事故については、何の報道もされていない。
 ・日米地位協定では、日本のどこでも、どうにでもできてしまう。
 ・機動隊、自衛隊を沖縄県民・基地反対の人たちに対抗させている。日本人同士を闘わせ、罵倒(土人発言)させている。
 ・本土の人は真に迫っていない。想像力が足りない。
 ・沖縄、福島。行動を起こせないことに、腹立つばかり。
 ・基地は何のためにあるのか、本当に必要なのか、勉強する必要がある。
 ・沖縄2つのポイント
   ① 基地: フィリピンでは米軍の基地を追い出した。この経験を学ぶ必要がある。
   ② なぜ沖縄が現状の形になってしまったのか: 昭和天皇が「アメリカがいなくなると、日本は赤化する。当分の間、米軍が施政権を持って欲しい」と言っていた。
 ・今の沖縄の現状の根本原因は安保条約があるからだということを、皆に知らせる必要がある。
 ・自衛隊はアメリカの戦略に組み込まれている。日米ガイドラインでは、自衛隊は米軍の指揮のもと、 動くことになっている。
 ・見なきゃいけない沖縄のこと。
 ・別件。12/13日。午後6:30~、さいたま市文化センターで開催された、埼玉弁護士会主催の「憲法と人権を考える市民のつどい」に参加した。以下の講演と対談があった。
 講演:岸井成格氏 (毎日新聞特別編集委員)「報道についての圧力 表現の自由の危機を考える」
   対談:岸井成格氏、古河茂明氏(元通産省官僚)
   この中で、岸井氏は、現安倍政権がこの4年間に実施してきた“戦後レジームからの脱却”と   は、憲法、教育、労働組合、報道の4つを変えることであると説明された。憲法(憲法改正)、教育(偏向教師を訴え、愛国教育。日教組の弱体化)、労働組合(弱体化、連合の取り込み)、報道(戦時   体制作り)。その通りのことを実施している。
   又、1年前岸井氏がTBSの「NEWS23」の発言に対し、ネット等でバッシングが起きた時、28,000 人の激励の署名をもらい、とても元気づけられたという。しっかりした報道をするには記者の努力   のみでは難しい、市民の支えが必要。テレビや新聞で良い記事を見つけた時には、直接、電話なり   Faxなり投書などで激励してほしいとのことでした。
以上。