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2016年12月12日月曜日

❖12月学習会のご案内

 ~沖縄・高江は今~  

  レポーター 栗原明一氏 

 
 12月17日(土)13:30~16:00
 市民交流センターおあしす セミナールーム3
 参加費200円


❖10月学習会報告



第26回よしかわ憲法サロン  10月学習会内容報告     

 報告:栗原明一 


・日時:2016・10・15(土)13:30~16:00 
・場所:おあしす セミナールーム3

・学習会内容:「憲法9条と日本の安全保障を考える」     
・講師:清川久基さん

・講義内容

1.はじめに:清川氏は今回の講義の中で二つの問題を提起された。一つは「国の安全保障政策として自衛権の行使を容認するのかしないのか」ということ。つまり「外国からの侵略・攻撃に対して、丸腰で対応するのか、武力を行使して対応するのか」という問題である。
 もう一つは、「国連の集団安全保障とどう関わっていくか」、つまり「自衛隊の海外派遣に反対なのか、賛成なのか」明確にする必要があるという提起である。

2.丸腰か自衛権武力行使か:清川氏の考えはレジメの以下の言葉に要約されていると思った。「憲法9条を素直に受け止め、原点に立ち返り、武力を行使せず、従って(戦力は)保持しない。」「非武装中立論、絶対的平和主義、非暴力不服従のガンジー主義」。「現実の歴史が9条の理念に反してさっさと再軍備してしまい、アメリカ軍に日本の防衛義務を負わせているからと言って、この一切の武力を持たない、武力抵抗をしないという考えが無意味であるということはない。」
 さらに清川氏は日本が「改めて憲法9条の精神に則ることを決意し、国際紛争を解決する手段としては武力の行使を放棄します。従って軍隊である自衛隊も解散させます。アメリカ軍に依存している状態からも抜け出すために、日米安全保障条約も廃棄しますし、在日米軍基地も無くします。世界の皆さんも殺し合いを直ちに止め、粘り強く話し合いで問題解決にあたるようにしようではありませんか」と呼びかけることは、「現在の世界情勢を踏まえてもそれほど荒唐無稽なこととは思われない。それこそ真の意味での『積極的平和主義』であろう」と言うのである。

3.丸腰は無意味で荒唐無稽か: 清川氏の考えをあえて名づければ〝丸腰〟論である。私も「一切の武力を持たない」、「武力行使をしない」、「話し合いで問題解決にあたる」という〝丸腰〟論に賛成である。私は戦争経済を拒否し、平和経済を希求する。〝丸腰〟は〝腰抜け〟を意味しない。非暴力不服従の直接行動を意味する。
 原子爆弾とロケットを開発し、核ミサイルを最初に作り出したのはアメリカである。アメリカに対抗してソ連も核ミサイルを直ちに作った。その後、いくつかの国がそれに続いた。そして今、北朝鮮が核開発を急ぎ、ロケットの打ち上げ実験をくり返しさらに続こうとしている。
 北朝鮮が開発・実験に成功し、世界が核ミサイルを撃ち合ったらどうなるのだろうか。清川氏の述べるところによれば、「世界最強の軍事力を誇るアメリカ軍といえども十分に対応できないのが現実」だという。私もそう思う。

4.まとめにかえて:ここまでの内容は「他国からの侵略・攻撃に対して丸腰で対応するのか」、「核ミサイルを撃ち合ったらどうするのか」ということである。私たちがまずそのような世界情勢に立って考え、腹を括ることの必要性を提起されたのが今回の清川氏の講義だったと思う。
 講義をうけて、考えたことを一つ書きたい。私たちが止めなければいけないのは〝他国からの侵略・武力攻撃〟である。そして同時に今、全力で止めなければならないのは沖縄の辺野古・高江で強行されている新基地建設や軍事訓練施設建設ではないだろうか。これらの基地や施設は〝他国への侵略・武力攻撃〟を可能にする。すでに南スーダンに自衛隊が派遣された。また戦闘で負傷した隊員のために入間に〝後送病院〟が建設されそうである。
 論理的結論は、お互いの国が脅威を感じ武力攻撃の対象になる標的を持たないことである。例えば軍事基地、ミサイル、軍隊、原発…。相手の国に行ってミサイル基地建設を止めることはできない。しかし自国の基地建設は止めることができる。今高江に400人行けばそれができる。何より、それぞれの国の政府や勢力にたいし〝直接投票行動〟によってそれができる。

2016年11月24日木曜日

❖11月学習会のご案内

 「憲法9条と日本の安全保障」を考える その②

    「非武装中立」と「専守防衛」のディベート

     パネラー 清川久基氏 & 三須隆弥氏
 
11月26日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしす セミナールーム3
参加費200円

❖8月学習会報告

 第24回 よしかわ憲法サロン8月学習会内容報告
日時/場所:  2016/8/20 (土)13:30 ~ 16:30/おあしす セミナー4
内容: 1.「日本の先の戦争は何だったのか」 講師5名による講演
        2.感想


1.講演内容概略
    講師(敬称略):三須、清川、柴山、鈴木、栗原
 1) 三須氏
   ・明治時代から終戦(1945年)迄の年表を示し、各年代の軍事予算及び兵員の数を示した。
     〈軍事予算比率〉
  ・ 日清戦争時:70%、
  ・日露戦争時: 80%、
   ・第1次大戦直後(1919年):65%、
     ・日中戦争~太平洋戦争時:75~80%。 (平常時:25~30%)。
     〈兵員数〉
       1941年(200万人)、 1942年(250万人)、 1943年(290万人)、 1944年(410万人)、1945年(640万人)、
   ・日中戦争から太平洋戦争へ進む流れの概略を説明。

 2) 清川氏
・太平洋戦争開戦を望んでいたのは、陸軍ではなく海軍であったという説明をされた。
 開戦時迄の状況
陸軍:米・英が蒋介石政権を援助している。援蒋ルート阻止するため、南部仏印へ軍を進める。 
海軍:米・英・オランダは一体。南方進出は対米戦争を意味すると認識。アメリカ領フィリピンがある限り、制海権を確保するのは困難と考えていた。
 1941.7.28 陸軍、南部仏印へ進駐(運命の分岐点)
 米・英: 経済制裁発動(石油全面禁輸) ⇒ 海軍にとり、致命的打撃。
 海軍:対米戦を仕掛けるなら、石油備蓄が底をつかない内、早ければ早い程よいと考えた。
 ハワイ作戦の準備開始。 1941.9.6 御前会議。10月上旬迄外交交渉を行い、決着つかなければ武力発動も辞さないとした。
 海軍:米英との戦争決意。陸軍:対米戦覚悟。
 1941.10月 近衛内閣総辞職、 東条内閣成立。
・太平洋戦争で武力発動できたのは海軍だけ。陸軍単独で戦争はできない(兵士の輸送は海    軍に頼るしかない。海軍は、アメリカ依存の石油供給体制を脱し、東南アジアの油田地帯を押   さえ、不安のないようにしたいと考えた。
 ・太平洋戦争を望んでいたのは、実際のところ海軍だった。東京裁判で絞首刑になった7人は、   広田弘毅元首相を除けば全て陸軍関係者だった。太平洋戦争陸軍主犯説では、歴史を総括し  たとは言えない。

 3) 柴山氏
 ・2,000万人の犠牲を出した戦争
 15年戦争(1931年 満州事変、1937年 日中戦争、1941年 アジア・太平洋戦争、1945年 敗戦)
 中国の主権回復、民族独立の要求を踏みにじり、中国への領土拡張・支配を目指した戦争。
 太平洋戦争は、満州事変、日中戦争の延長線上に発生。これらの戦争を関連させて捉える事が大事。
 15年戦争の本質:アジアへの領土拡張・支配のための侵略戦争。
 2000万人以上のアジアの人々が死亡、310万人の日本人が犠牲。
 ・戦争拡大の道を歩んだ日本
 1931年9月: 満州事変。「満州国」建国。米・英との対立。
 1933年3月: 国際連盟による満州からの撤退勧告に対し、連盟脱退。華北地方への膨張目指す。
 1937年7月: 盧溝橋事件。中国大陸への全面侵略戦争開始。
 1937年12月:南京占領。南京大虐殺。
  国民政府、首都を重慶に移し抗戦。八路軍、華北地方で解放区広げる。中国の民族自決意識の高揚。 タイ以外の東南アジアは、欧米の植民地。オランダ、仏がドイツに敗れ、欧米の東南アジア支配が弱まったのに乗じ、植民地を日本の支配下へ置こうとする膨張主義が台頭。
  米英の援蒋ルートを断ち、戦争に必要な資源(石油、鉄鉱石、ゴム等)を確保しようとした。
  1940年7月:第二次近衛内閣。「大東亜共栄圏」建設のため、武力南進の方針決定。
  1940年9月:日独伊三国同盟締結。
  1941.7.2:御前会議。大東亜共栄圏建設を基本、日中戦争継続、南進体制の強化、対米英戦争辞さず。
  1941.7.28:ベトナム南部、カンボジアへ進駐。                                          
  アメリカ:在米日本資産凍結。日本への石油輸出全面禁止。英・オランダ:日本資産凍結。
  この経済制裁措置の事を、ABCD包囲網により追い詰められたと言い、「自存自衛」のための戦争と宣伝した。戦争を美化しようとしている人達は、この議論により侵略戦争を正当化しようとしている。
 ・本当に戦争を避けようとしていたのか?
  1941.9.6: 御前会議。10月末までに、対米英戦争の準備を終える事を決定。
  アメリカは日本軍の中国からの撤退を要求。日本、これを拒否。
  1941.11.5: 御前会議。日米開戦を決定。
  1941.11.26: アメリカ国務長官ハルの「ハルノート」が駐米日本大使に渡された。
  「ハルノート」:中国からの日本軍の撤退、全ての国の領土・主権の尊重、内政不干渉、紛争の平和的解決等の要求書。
   この日、既に日本海軍機動部隊はエトロフ島を出港し、ハワイ真珠湾に向かっていた。
   「ハルノート」の内容が強行であったため、やむなく開戦に踏み切ったという議論があるが、「ハルノート」を受け取った時点で既に戦争行動を開始しており、開戦の責任を転嫁する議論。
   中国における既得権益を固持するか放棄するか、これが日米交渉の最大争点であった。日本の支配層は「自存自衛」を掲げ、既得権を守ろうとし、戦争を避けるため、中国から撤兵し、日米交渉を進める意志はなかった。対米英戦争は、日中戦争の延長線上に発生した。
 ・日本の戦争だけ非難されている?
 米・英・オランダも植民地を持ち、戦争をしてきた。日本だけ非難されるのはおかしいという議
 論がある。1928年「パリ不戦条約」では、戦争そのものが違法であるとの意向を示した。1931
 年の満州事変は侵略戦争であり、パリ不戦条約違反の戦争であると世界からみなされた。
 ・戦争でアジアは解放されたか? (目的は解放ではなく、資源獲得。占領地での虐殺、強制労働)
  1941.11.20: 大本営政府連絡会議。南方占領地で石油、ゴム、錫等の獲得が戦争・占領の目的。
  1943.5.31: 御前会議。マレー、スマトラ、ジャワ、ボルネオ、セレベスを日本領土とし、重要資源の供給源とした。
   1943年2月:シンガポール占領。華僑を処刑。(日本政府調査 6,000名、華僑調査 4万名)
   タイ・ビルマ間鉄道建設 (連合軍捕虜死者 11,000人、アジア人動員7万人・内4万人死亡) 
  バターン死の行進:アメリカ兵2,300人、フィリピン兵29,000人死亡。
  インドネシアで軍工事、石油資源開発のため、インドネシア人動員(日本調査20~30万人、インドネシア調査410万人)。その9割の人が故郷に帰れなかった。
 ・日本軍戦死者の多数が餓死
  日本軍兵士も230万人が戦死したが、その半数以上は戦闘死ではなく餓死であった。日本軍は補給を考えず、大量の軍隊を投入するという、アジア人に対してだけではなく、日本国民に対しても人命軽視の軍隊であった。
≪まとめ≫
 日本国憲法前文:「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」
自民党改憲草案:「我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し・・・」
 この改憲草案は、戦争の悲劇を単に「荒廃」とし、「大災害」と同列に置いている。戦争に対する反省は完全に抜け落ちている。先の戦争は単なるアメリカとの戦争ではなく、中国・東南アジアを舞台とした侵略戦争であった。

 4) 鈴木氏
       読売新聞社主筆の渡邉恒雄氏が2006年から2015年にかけて雑誌や読売新聞に書いた論稿を紹介した。その概要は次の通り。
 『・特攻、人間爆弾桜花、人間魚雷回転は戦争の美談ではなく、残虐な自爆強制の記録である。
   非道、外道の作戦。人間を物体としての兵器とみなした非人間性。日本軍の汚辱である。
・これらは、日本軍の野蛮な制度・組織・思想・道徳観の裏側の真実を示している。
・東条英機の作った“戦陣訓:生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪過の汚名を残すこと勿れ”
 は、非人間的、非科学的。大本営:「アッツ島で全員自決せよ」と命令。これを美談とした。
 ・特攻・玉砕:陸海軍最高首脳と幕僚たちの前線将兵に対する鬼畜の行為である。
 ・若い将兵たちは被害者であり、軍首脳と幕僚たちは加害者である。この差は峻別しなければ
ならない。加害者と被害者を同じ場所に祀って追悼顕彰する事は不条理である。 
 ・日本は朝鮮半島と台湾を植民地とし、満州を植民地化しようとした。満州事変から日米戦争に至る昭和戦争について植民地解放戦争とは到底言えない。
 ・満州事変、日中戦争の初期段階から各新聞が声を合わせ、勇気をもって軍への批判を展開していれば、あの戦争は防げたかもしれない。私達の戦争責任検証を一部の極右思想家達によって、単なる自虐史観ととられるのは納得できない。当時の軍、政府の非を明らかにした上でなければ、ことの道理から諸隣国の日本非難に応答できない。
 ・靖国神社は、この多くの野垂れ死にした兵士を「英霊」と呼び、「ご遺徳を顕彰する」ことを社是としている。これには見逃すことのできない、戦争を美化する作為と欺瞞がある。誰があれほどの無意味な死を強制したのか。今からでも遅くはない。この問題をきちんと検証することが、国際貢献が叫ばれる今、我々に課せられた課題であろう。
 ・全く勝ち目のない戦争に何故突入し、何百万という犠牲者を出しながら戦争を続け、かつ降伏をためらい、原爆投下やソ連参戦により悲惨な被害を一層広げたのか。
 ・その戦争責任は、戦勝国のみによる「東京裁判」で裁かれた。日本国自身による、昭和戦争の責任検証は、少なくとも国や公的機関では行われなかった。
 ・戦没者を祀る靖国神社には、多数の青年達を死地に追いやった責任者(無謀な計画を立案実行した者)が、犠牲となった戦没者の霊と合祀された。そこを国の責任者が公式参拝することが近隣国との摩擦となっている。
・我国が、戦争責任の所在を究明検証し、その政治的・道徳的責任を明らかにしなければ、関係国との歴史的和解が長期に渡って困難になり、相互に得る所少なく、失う事多くなるのみだろう。』
     ≪鈴木氏の思い≫ -憲法改正-
   何のためにどこを改正するのでしょうか。ここをこう変えないと私達の生活が成立しないところまで来てしまった、この条文があるために私達の幸福追求ができないという声が国民から湧き起ってきたなら、国民が改正を検証するべきでしょう。
        国会で2/3になったから、どこを変えたらいいか考えようなどと、全く筋が通りません。まさに安倍首相による安倍首相のための憲法改正という事になる。

 5) 栗原氏
 “先の戦争”が何であったかを問う事は、これから先の日本の戦争を考えることである。 
  2016年7月と8月の計10日間、沖縄に行った。
   ①東村高江で座り込み
 ・7/19~7/22は、東村高江の村議、伊佐真次氏の「非暴力の抗議行動を続けるには多くの人数が必要。是非、高江に来ていただきたい」との呼掛けに応え、高江に行った。
 ・7/20~7/22、高江、N-1ゲートに座り込み。
 ・7/22、 140名の県民を800名の機動隊が強制排除。この“強制排除”に、ユダヤ人を連行するゲシュタポが重なり、“県道封鎖”に緊急事態・戒厳令を見た。
   ②第68回歴史教育者協議会沖縄大会参加 
 ・8/5 夕方~6日朝、高江 N-1裏集会に参加。国会議員(福島瑞穂、山本太郎、沖縄県選出・赤嶺政賢氏等)、高江弁護団含め500名結集。
 ・8/6 朝6時、9時の高江集会に参加。午後、内村千尋の講演「娘から見た父 瀬長亀次郎」を聴く。
 ・8/7 塚田 勲氏の講演「今、市民と共に学ぶ沖縄現代史」を聴く。
 ・8/8 現地見学・宮古島コース参加。 慰安婦記念碑「アリランの碑」を見る。
        宮古郷土史研究会 中宗根 將二氏の講演「戦争への道 “十五年戦争”と宮古」を聴く。
        宮古島に現在進行中の自衛隊ミサイル基地建設を踏まえての話。
        講演の最後に「軍隊は住民を守らない。国体を守るのみ」と結ばれていた。
      ・8/9 下地島空港へ行く。「2010年 下地島空港の軍事利用を許さない闘い」の話を聞く。
   ≪まとめ≫
      沖縄戦最大の教訓が「軍隊では住民を守れない」であるなら、私はそれに「戦争はいずれの国民も不幸にする」を加えたい。
辺野古では滑走路、軍港の強行建設。高江ではオスプレイパッド強行建設。宮古島では自衛隊のミサイル基地建設が強行されようとしている。
      戦争経済により飯を食い、国々を支配する人々が、マーケットとして中東の次に狙っているのは、琉球弧、日本列島だと思う。

2.感想
  ・5名の講師陣は、短い時間の中で密度の濃い話をしてくれた。発表の順番もよかった。
  ・知りたい事を知ることができた。若い人にも聞いてもらいたい話だった。
  ・あの戦争で日本は、被害ばかりではなく、加害もあったことを(国民は)もっと知るべきだ。
  ・戦争中にあったことを、難しくではなく、簡単に伝えることも大事。
  ・「最大の問題は、悪人の圧政でなく、善人の沈黙だ」というシールズの言葉を思い起こした。
  ・亡くなった主人は、山本五十六を尊敬していたが、今日の話を聞いて残念に思った。(無謀な戦争をしたということが分かった)。
  ・父は、戦争の頃、工場を持っていたが、「若い人は戦争に取られた。機械は軍にとられた。人間を人間と思っていない」と言っていた。戦争に進んでいくような政策をとる今の政権はにくい。
  ・読売新聞社の渡邊主筆の言っていることから、今の読売新聞の(政権支持の)姿勢は何なのか。
  ・憲法が風化されてきている。今の政権に都合のよい方向に進んでいる。
  ・中国が南シナ海、東シナ海を実効支配している。日本は何もしていない。憲法9条を守るだけで良いのか。
・現実と9条が乖離(離ればなれ)している。こういう議論をしないと、ずるずる武装化していく。
  ・8月4~6日の原水爆世界大会に参加した。マスコミは本当のことを国民に知らせていない。
    小さな事でも少しずつやっていく事が大事。(安保法制反対運動とか)。

以上。

2016年10月15日土曜日

❖9月ミニ上映会の報告


 第25回 よしかわ憲法サロン
日時/場所:  2016/9/17 (土) 13:30 ~ 17:00/おあしす セミナー4

内容:  1)上映会 『不思議なクニの憲法』   21名参加       
    2)交流会(感想・意見等)       16名参加

 映画の感想 ~ それぞれ思うこと

 *映画、前回は男女平等がもっと描かれていたのでは。今回は9条が強く出ていたように思う。
  国は軍事費に何兆円も使い、大卒でも就職できず、多額の奨学金ローンを背負う学生も多い。
  政治家達は浪費しているのに。 今は身を切る政治家がいなくなった。
 *息子のお嫁さんの兄は自衛隊員。 自分が今どこにいるか身内に言えない。
   今の政権は、中国に侵略されたらと脅威を煽る。そういう方向へ国民をもっていっている。
  映画の中で、「戦争は分からないうちに始まる」と言っていたが本当にそうだと思う。
   日常の暮らしの中で、これどうなんだという声が自然に出てくるような場を作っていく事が必要と思う。
 *趣味の会では絶対政治的な話はしない。 話しても広まらないし、そもそもできない。そういう話がもっと自然にできると良いのに。
 *日本ではどうして政治的な話ができないのだろう?
 *あえて話していかなければいけないのでは?
 *話しにくい。「そういう話はいいわよ」と最初から言われる。 ひっこむしかない。 資料を見せて 話したいけど受け取ってもくれない。タブーみたいになる。 明るく楽しく話ができればよいと思っているようだ。いつも空しい。
 *テニスクラブにいるが、特定の個人とは蔭で話せるが、みんなの前では話せない。
 *私の場合、仲間は頼めば署名はしてくれるが、政治の話はできない。目指している所が違う。  
*自宅の前に市議選のポスターを貼ったら、政治には興味がないのかなと思っていた近所の人が 声を かけてくれた。ある人は「安倍さんは大嫌い」と言ってきた。自民党系の人と思っていたが 意外 だった。ちょっとした機会から話せるようになるのでは。
 *女性が市議選に出るようになると、政治のハードルを下げることができる。難しい話が近所でも気 楽に話せるようになる。              
 *環境のことを一生懸命やっている。 持続可能な地球を破壊する人ばかり(戦争はその最たる もの)武器も儲かるから作るのだろう。作ったら犯罪者と憲法に書けばよいのに。
 *参院選で2/3を取られた、沖縄裁判、ジブチ内戦勃発、かけつけ警護、軍事予算6兆円、貧困世   帯に金を使わない等々。空しい、何をやってもしようがないという声を聞くが、あきらめずに   やらねば。ナチスのヒトラーのような人が出てきたらどうするか。
 *“憲法サロン”では、いろいろなことを話す場を提供していきたいと思う。こちらから少しず
   つ発信していくことが大事かな。
 *何か発信するとサヨクだという。日本では権利を主張してはいけない。和の精神が大事。国民
   がごちゃごちゃ言っているのを天皇が収める国。いろんなことがあっても何とかなるでしょう
   という。それが日本。空気を読む。人と違うとまずいという教育。
 *今、明治憲法に戻そうという動きがある。日本は天皇の戦争責任を追及しなかった。敗戦も終
   戦という。

映画の中の 伊勢崎氏発言(新9条論) について
 *伊勢崎氏は9条を変える時は、護憲派が変えるべきと言っているが、自衛隊と9条の論理が合
   わなくなってきているということ?立憲主義は守りたい、9条も守りたい。どうしたらいいのか。
 *国連中心主義を取らざるを得ないのではないか。自衛隊を国連軍に変える?

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次回の憲法サロン 『憲法9条と日本の安全保障』のテーマで一緒に考えませんか?

「すべての戦力を持たないといいつつ、自衛隊の存在は?」 「中国・北朝鮮の脅威がある中で日本の安全保障をどう考えればいいの?」等々、結論は出さずに話し合いましょう! ぜひご参加を!!

2016年10月7日金曜日

❖10月学習会のご案内

「憲法9条と日本の安全保障」を考える その①

レポーター 清川久基氏 
10月15日(土)13:30~16:00
市民交流センターおあしす セミナールーム3
参加費200円

2016年9月12日月曜日

❖9月 ミニ上映会のご案内

ドキュメンタリー映画 
不思議なクニの憲法   声をあげる 私たち  
 監督 松井久子(「折り梅」等製作) 
ミニ上映会 ~映画上映(2時間2分)&交流会~
9月17日(土)13:30~16:00
吉川市民交流センターおあしす 
ミーティングルーム4
参加費500円

※7月2日 市民交流センターおあしす・ホールにて「不思議なクニの憲法」の上映会(上映実行委員会・よしかわ主催)が開催され、200名を超える市民の方が参加されました。実行委員一同感謝の気持ちでいっぱいです。
その後「友人をさそってもう一度見たい。」「前回見られなかった」等の声が寄せられ、このたびミニ上映会(よしかわ憲法サロン主催)として再上映を行う運びとなりました。
みなさまのご来場をお待ちしています。




❖7月学習会報告


第23回よしかわ憲法サロン 7月学習会内容報告 報告:栗原明一
・日時、場所:2016・7・16(土)13:30~16:00 おあしす セミナールーム3

・学習会内容:「自民党の改憲草案を考える その③」  ・講師:清川久基さん

・講義内容
 自民党改憲草案を考えるシリーズの3回目、最後の講義であった。現行憲法にはない、つまり新設された「第九章 緊急事態」、そして「第十章 改正」、「第十一章 最高法規」について清川氏から内容説明と問題点の指摘がなされた。
1.      第九章 緊急事態:清川氏の説明を聞いて、「緊急事態」の内容が「9条の国防軍の
創設」に匹敵する重大な変更、つけ加えであるということが理解できた。原文を見ていない方のためにその一部を紹介する。また忘れてはならない内容なので(  )にしてみた。
[緊急事態の宣言]
 第98条 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの( ① )攻撃、( ② )による社会秩序の混乱、地震等による大規模な( ③ )災害( ④ )の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、(  ⑤  )の宣言を発することができる。 (第2項、第3項省略)
[緊急事態の宣言の効果]
 第99条 緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、( ⑥ )は( ⑦ )と同一の効力を有する( ⑧ )を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な( ⑨ )その他の( ⑩ )を行い、(  ⑪  )の長に対して必要な( ⑫ )をすることができる。 (第2項省略)
第3項   緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、
当該宣言に係る事態において国民の( ⑬ )、身体及び( ⑭ )を守るために行われる措置に関して発せられる( ⑮)その他( ⑯)の機関の( ⑫ )に従わなければならない。(第4項省略)
※①武力、②内乱、③自然、④その他、⑤緊急事態、⑥内閣、⑦法律、⑧政令、⑨支出、⑩処分、⑪地方自治体、⑫指示、⑬生命、⑭財産、⑮国、⑯公
 時の内閣が緊急事態だと言い、総理大臣が宣言すれば、どのような法律があってもその法律に関係なく新たな指示・命令が国や警察、あらゆる公の機関から出されそれに従わなくてはならないことになる。これがこの日、講師はじめ参加者の話を総合した結論である。清川氏の資料には「小林節氏の意見」として「要するに、この緊急事態条項は、(略)日本国憲法そのものを停止させ、独裁制度に移行する道を敷くのと同じ」とあった。多くの参加者は同感であると思う。
2.第十章 改正:憲法改正の発議が現行の三分の二以上の賛成から、自民党改正案では過半数の賛成になった。このことについて清川氏は資料で「憲法の価値を貶める暴挙」と書いている。私も、硬性憲法を政権の都合で変えてはならないと言いたい。
3.第十一章 最高法規:自民党改正案は現行憲法の第97条を削除した。「(略)基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、(略)、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」(現行憲法97条)
 「緊急事態条項を付け加えて、この条文を削除してしまうなんて、人権をなんだと思っているのか。個人の権利の尊重は日本の伝統・文化にそぐわないという彼らの論理は、この条文を抹殺してしまうのだ。絶対に許してはならない。」この清川氏の言葉に同感である。