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2017年2月23日木曜日

❖2月学習会のご案内

「日米安保体制と日本の基地」

 講師: 柴山 敏雄さん

   2月25日(土)13:30~16:00
  市民交流センターおあしす セミナールーム3
  参加費200円

2017年2月22日水曜日

❖12月学習会報告

第28回 よしかわ憲法サロン  12月学習会内容報告                        
日時/場所:  2016/12/17 (土)13:30 ~ 16:30/おあしす セミナー4。

学習会内容: 1)上映会 (DVD) 『いのちの森 高江』    21名参加

                2)上映後の参加者の話合い(感想)       20名参加

1)『いのちの森 高江』概要
   ・沖縄本島北部は、低い山々を照葉樹林が被い、国の天然記念物やこの地域にしか生息していない多様な生命が溢れている。
    
・1996年12月、日米政府がSACO条約を締結。「①世界一危険な普天間基地を返還する代りに辺野古の海を埋め立て、新基地を建設。 ②北部訓練場を返還する代りにヘリの着陸帯を高江(沖縄本島北部)周辺に増設。」

   ・現在、高江の集落を囲むように。オスプレイ着陸帯が2つ完成。残る4つの着陸帯の工事が強行に進められている。
   
 ・住民の声:
     「自然を破壊させてはダメ、命に関わる問題。何としても阻止しなければ。保守も革新 もない。」
     「オスプレイが電信柱にぶつかるくらいに低空で飛ぶ。騒音もそうだけど、低周波が人に与える影響がどのくらいあるのか分からない。これ誰も調べていない。」
     「オスプレイは低周波ですごい気持ちが悪い。夜11時頃に演習の終わった後、頭痛が抜けるまで1時間くらいかかる。」
     「自衛隊のヘリがトラックを乗せ、空を飛んでいるなんてあり得ない事。数々のあり得ないことをこの数カ月見てきた。警察、機動隊、沖縄防衛局を含め日本の国がこんなに堂々と違法なことをしていることにすごく驚いている。」
      防衛施設局の人へ。「米軍には土地取られてさあ、あなた方にはこの山をメチャクチャにされてなあ。沖縄の人たちがどんな苦しい歴史やってきたかわかる? 我が家の家族は自分の家の墓にも入れないよ。それあんた方防衛施設局がやってンだろ。墓にもお参りできない、墓も追い出され、人間も追い出され。俺たちが身体張って止める理由、わかる? こんな気持ち、貴方にわかる?
       しかしなあ、僕らこんなに日本政府やアメリカ政府に虐められてきてもなあ、俺たち沖縄の人が、アメリカ人をこの歴史の中で殺したことがあるか?婦女暴行されなあ、ジェット機を落とされなあ、ヘリコプターを落とされなあ。」
      「育った処なのでこうゆう形で自然が壊されていくのは、とっても悲しい。・・・私達ができることは限られて来るけど、毎日、歩道に立って意思表示するだけでも、やっぱしないよりはいいと思うし、なにか機動隊の一人でもいいし、ダンプに乗っている運転手の一人でもいいし、何か思ってくれることがあればいいなあと思う。小さいけどそうゆう願いみたいなのを持ちながら続けたいなと思います。」
      「沖縄の動植物たちは、すでに日本政府とアメリカ政府の欲によって数えられないほど殺されています。今、ここは常識が通じないんです。人間の愚行は人間が止めないといけないんです。人間が命を奪っているのだから、それは人間が止めないといけないんです。」
   ・沖縄防衛企画部次長 (2010年2月 防衛局 住民説明会)
      「確かに4000haの演習場が返還になりますが、ヘリパッドの移設によりまして、特に高江区の住民の皆さんには騒音だとか危険性というご負担をお願いするようになるかと思います。」

2)『参加者の話合い 感想』
 ・オスプレイは、米国本土では、民家の上は飛べないことになっているのに、沖縄では、民家の上を   低空で堂々と飛んでいる。
 ・今回のオスプレイの事故は、欠陥機のせいなのか、運転ミスなのか。
 ・オスプレイ自体、欠陥機。日本はそれを買わせられている。
 ・オスプレイ購入前に、その特徴、欠点などの情報がきちんと日本側に伝えられているのか疑問。
 ・海上に落ちたオスプレイとは別に、もう一つの胴体着陸の事故については、何の報道もされていない。
 ・日米地位協定では、日本のどこでも、どうにでもできてしまう。
 ・機動隊、自衛隊を沖縄県民・基地反対の人たちに対抗させている。日本人同士を闘わせ、罵倒(土人発言)させている。
 ・本土の人は真に迫っていない。想像力が足りない。
 ・沖縄、福島。行動を起こせないことに、腹立つばかり。
 ・基地は何のためにあるのか、本当に必要なのか、勉強する必要がある。
 ・沖縄2つのポイント
   ① 基地: フィリピンでは米軍の基地を追い出した。この経験を学ぶ必要がある。
   ② なぜ沖縄が現状の形になってしまったのか: 昭和天皇が「アメリカがいなくなると、日本は赤化する。当分の間、米軍が施政権を持って欲しい」と言っていた。
 ・今の沖縄の現状の根本原因は安保条約があるからだということを、皆に知らせる必要がある。
 ・自衛隊はアメリカの戦略に組み込まれている。日米ガイドラインでは、自衛隊は米軍の指揮のもと、 動くことになっている。
 ・見なきゃいけない沖縄のこと。
 ・別件。12/13日。午後6:30~、さいたま市文化センターで開催された、埼玉弁護士会主催の「憲法と人権を考える市民のつどい」に参加した。以下の講演と対談があった。
 講演:岸井成格氏 (毎日新聞特別編集委員)「報道についての圧力 表現の自由の危機を考える」
   対談:岸井成格氏、古河茂明氏(元通産省官僚)
   この中で、岸井氏は、現安倍政権がこの4年間に実施してきた“戦後レジームからの脱却”と   は、憲法、教育、労働組合、報道の4つを変えることであると説明された。憲法(憲法改正)、教育(偏向教師を訴え、愛国教育。日教組の弱体化)、労働組合(弱体化、連合の取り込み)、報道(戦時   体制作り)。その通りのことを実施している。
   又、1年前岸井氏がTBSの「NEWS23」の発言に対し、ネット等でバッシングが起きた時、28,000 人の激励の署名をもらい、とても元気づけられたという。しっかりした報道をするには記者の努力   のみでは難しい、市民の支えが必要。テレビや新聞で良い記事を見つけた時には、直接、電話なり   Faxなり投書などで激励してほしいとのことでした。
以上。

2017年2月21日火曜日

❖11月学習会報告

第27回よしかわ憲法サロン 11月学習会内容報告   報告:栗原明一

・日時・場所:2016・11・26(土)13:30~16:00 おあしす セミナールーム3

・内容:「憲法9条と日本の安全保障を考える その②」

   「非武装中立」と「専守防衛」のデイべート パネラー:清川久基さん&三須隆弥さん


1. はじめに:
  デイべートとは辞典によれば「源平式討論」と言い、「ある課題について、肯定・否定の2組に分かれて行う討論会」とある。憲法サロンとして初めての試みであった。10月の学習会「憲法9条と日本の安全保障を考える その①」が終わった後、「もっと詳しく〝非武装中立〟論や〝専守防衛〟論について知りたい」という声をうけて、今回の設定となった。

2.なぜ非武装中立論なのか:
 清川氏から「なぜ非武装中立なのか」というレジュメ2枚が出された。言うまでもなく清川氏が自分の考えとして「非武装中立」論を主張しているのではなく、非武装中立論とはどんな考えなのかをパネラーとして解説したのである。
 清川氏は非武装中立論の柱となっている考えを2つあげた。一つの柱は日本国憲法の精神であり、具体的には9条である。「二度と戦争はしない、他国を侵略しない、紛争を解決するのに武力は行使しない、誠実に平和を希求する、等々の思いは決して間違ってはいない」である。二つめは「軍事費を民生費に」という考えである。「日本だけでも1年間に約5兆円、10年では50兆円になる」軍事費を民生費として「人々の生活の向上に」という柱である。
 次に清川氏は「専守防衛論の問題点」として7点あげられた。スペースの関係で小見出しのみ2,3列挙する。①「戦争しなければ戦死者はでない」②「ほとんどの戦争は〝自衛〟の名の下におこなわれた」 ⑤「専守防衛の立場であっても果てしない軍拡競争に巻き込まれる」である。
結局、専守防衛とは戦争の肯定、戦争経済推進に他ならないことを清川氏は展開された。

3.専守防衛は現実的で最も妥当!?:
 三須氏からは「専守防衛」とはどんな考えなのかというレジュメ7枚を使った解説がなされた。もちろん三須氏本人の立場や考えの主張でないことは言うまでもない。
 三須氏はレジュメで「他国の脅威にならず、他国を攻撃せず、自国の領土・領域・自国民を守る」ためにのみ武力を用いることが〝専守防衛〟であり、「専守防衛主義が、現実的で、現憲法が認める自衛体制として最も妥当である」というのがこれまでの政府の見解であったと述べる。
 しかしレジメの後半で三須氏は「現在自衛隊は〝専守防衛〟の範囲を超え、米軍との一体化を突き進んでいる。憲法の上に,違憲の日米軍事同盟がある。こういう時に〝専守防衛論〟を主張する意味があるのだろうか」という言葉で自身の考えと疑問を表明している。さらに続けて三須氏は「今問題とすべきは、自衛隊を否定することではなく、国民の生活を守るためにどうするかを考えないと、一層自衛隊の米軍化が進んでしまうことになる」と言う立場で警鐘を鳴らされた。

4.まとめにかえて:

「どちらでもない派」席にいた野村氏はじめ4名の参加者から文書・メモによる感想や意見をいただいた。また当日の参加者から熱い想いや貴重な意見が数多く出された。この場を借りて感謝申し上げたい。参加者のみなさんの意見やメモを以下のようにまとめてみた。

「国民の生活を守るために」、「戦争の起こらない世界を作っていくため」に、「机上の空論」でも、「逃げるかやり合うか」でもなく、私たちに「必要な行動が何なのかを知り動くことこそ大切」である。

そこで次回は柴山敏雄氏の、2月学習会『日米安保と日本の基地』を設定した。