・日時、場所:2017・8・12(土) 13:30~16:00 おあしすセミナー3
・学習内容:ドキュメンタリー映画『はだしのゲンが見たヒロシマ』 監督:石田優子
1. はじめに
映画(2011年制作77分)は、漫画家・中沢啓治氏が自身の生い立ち、広島での被爆体験から『はだしのゲン』を描くまでの半生を語ったものである。中沢氏の抑制の効いた語り口から、私たちは原子爆弾が真下に住んでいる人間をどのように直撃し、今日までどのくらい苦しめ続けてきたのかという証言をあらためて聞くことになった。感想の一部を紹介したい。
2.
参加者の感想
・「中沢さんは私より二つぐらい上です。(私たちに必要なことは)戦争あるいは核というものの悲惨さを知ることと、伝えることでしょう。今日中沢さんから『お前、(今)何やってんだ』と言われたような気がしました。」[男性]
・「(今日の映画は)怖いのはダメと言う人にとっても、何かゆっくり進んで行ってくれるので、こちらも落ち着いて見ることができてすごく良かったと思います。原爆のことだからもう知ってるよと思っている人、とくに若い人たちに見て貰いたいなと思いました。」[女性]
・「二十歳のころ原水爆禁止大会に行ったことがあります。今日の映画は本人が生々しく体験を絵じゃなく言葉で話してくれたのでよく頭に入りました。体験者が語り部としてまだ生きているうちにビデオとか、(情報として)残していかなくちゃいけないと思いました。」[女性]
・「個人の戦争体験は部分的なことだから、ともすると他人事になってしまう。これは人間の欠点であり弱さだと改めて思い知らされました。私映画を見ながら思いました。ほんとうにあんなこと繰り返しちゃいけないんだと、もっと真剣に受け止めなくちゃあいけないということを感じさせていただきました。」[女性]
・「あの頃丸山先生って最高ねって言ってました。『はだしのゲン』という本があるから読みなさいと生徒に教えました。同じことを私たち保護者にもお話し下さったんです。だからこれからも学校の先生がもう少し戦争についてしゃべらないといけないと思います。子どもにわかるようにしゃべっていったら、またちがうんじゃないでしょうか。終戦記念日がわからないなんてとんでもない話なんです。」[女性]
・「アニメではなく中沢さんのお話しでしたが、取り寄せてよかったと思いました。これからも小さい上映会であってもチョコチョコやることが大切だと思っています。」[女性]
・「(映画を見て)特に印象深かったのは肩の皮膚が剥けて垂れ下がって、止まるのが爪だったという話です。そういう経験をした人の話を聞けたのは良かったと思います。このような映画を見ることによって、基本的にこういうことをやっちゃあいけないんだという素朴な考え方をみんなに持って貰えたらいいなあと思っています。」[男性]
・「映画を見て、『はだしのゲン』という漫画はほんとうに自分が体験したことを書いたんだなあということを感じました。」[男性]
・「あらためて生の話を聞くことは記憶を風化させないために大事だと感じました。」[男性]
3. まとめにかえて
参加者の感想は紙面の関係で映画に関するものに限定させていただきした。「核兵器を撃ち合えばどうなるのか?」「核兵器禁止に反対する人は狂っていないのか!」など議論百出でした。
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