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2018年3月30日金曜日

❖12月学習会報告

第40回よしかわ憲法サロン  12月学習会内容報告     報告:栗原明一

・日時、場所:2017/12/16(土) 3:30~16:00  おあしすセミナー3
 

・学習内容:「どこが気になる?改憲草案」

1.    はじめに
 今回は〝改憲草案〟はじめ憲法についてグループに分かれ、各自思うこと、「こんなのイヤ!」「こうあって欲しい~」等を話しあい、それをふまえて思いのたけを付箋に書き、貼りだし、集約してみようという企画であった。クリスマスも近くケーキ&コーヒーで楽しく学習しましょうという呼びかけであり、当日、仲間で焼いたケーキをみなさんでどうぞという方からの差し入れもあった。
 グループの話に入る前に、5人の方から「ここが気になる自民党改憲草案」というレポートがあった。以下要旨を紹介したい。

2.ここが気になる改憲草案
(1)憲法前文と改憲草案前文との比較 (三須さん)
・憲法とは国家権力に戦争・人権侵害・独裁という三大失敗をさせないため近代国家を作るとき「張り紙」(木村草太)として出された禁止・厳守事項のようなものという話があった。
・改憲草案は国や天皇が主体として国民を統治し、国民は和を尊び助け合い国家を形成・繁栄・成長させる。「国民が憲法を作る主体だという思想は全くない」と言う三須さんの発言でした。

(2)第1章:天皇条項の比較 (清川さん)
・「天皇は日本国の象徴」が改憲草案第1条では「日本国の元首」となった。
・同第3条「国旗及び国歌を尊重しなければならない」という尊重義務規定は全国民への強制。
・同第5条、6条で天皇の国事行為は「内閣の助言と承認が必要」を天皇の「進言による」とする。
「元首として内閣に進言する天皇制は民主政治にふさわしくない」という清川さんの指摘でした。

(3)第2章:戦争の放棄から安全保障へ (栗原)
・9条2項を削除し、「前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。」と書き換える。
・9条二を新設。1項「国防軍を保持する」と明記。同、5項「国防軍に審判所を置く」と明記。
・9条三を新設。国は国民と協力し、領土、領海及び領空を保全・確保すると明記。
改憲案は自衛権、国防軍の名の下に武力による解決、戦争が義務になるというものである。

(4)自民党改憲草案第9章:緊急事態[新設]とは (志賀さん)
・第98条「内閣総理大臣は・・・緊急事態の宣言を発することができる。」
・第99条:宣言が発せられると総理大臣は法律と同じ政令、財政支出、財産の処分、自治体の長への指示が自由にでき、国民は国(権力を持つ者たち)に従わなければならない。
緊急事態宣言とは戒厳令やナチスの国家緊急権発動と同様、「民主主義の死」と志賀さんは言う。

(5)憲法クイズ:9条は憲法の魂 魂が抜き取られれば憲法が変わってしまう。(高橋さん)
Q1憲法をまもらなければいけないのは誰?答え:大臣、国会議員、公務員。国民ではない。
Q2自民党が改憲公約で変えようとしているのは?答え:9条に自衛隊を明記、教育の無償化
緊急事態条項の新設、一票の格差と合区の解消。
Q3安倍首相は9条に自衛隊を書き込んでも何も変わらないというが言うが?答え:変わる。

3.まとめにかえて
 「憲法改正が国会で発議され、国民投票に行く前に阻むこと」、「また憲法だけの話に終わらせるのではなく」、「吉川だって困っている人たちがいるのだから」、「若い人たちとも一緒になって」、「どうしたらみんなが幸せに生きていけるのか」、「声をかけ合い裾野が広がるような市民の共同や取り組みを見つけて行きましょう」など報告しきれないほど活発な意見が交換されました。   

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