1.日時・:第1回2015・11・21(土)、第2回12・19(土)1:30 ~16:00
内容:『日本国憲法は本当に押し付けられたのか?戦後日本の出発と憲法の制定』
講師:柴山敏雄さん(現代史研究者・歴史科学協議会会員)
主な著書『日本現代史の出発』(青木書店、共著、1978年)『日本現代史』(青木書店、共著、2000年)
『日本近現代史を問う』(学習の友社、共著、2002年)
『日本国憲法は「押しつけられた」のか?』(学習の友社、編著、2008年)
2.よしかわ憲法サロンは「日本国憲法は本当に押し付けられたのか」というテーマでこれまで2回の学習会を持った。今日はその3回目で最終講義となる。前2回の講義を聴き、また講師の著書を読んで感じたことをすこし書いて『学習会内容報告2』としたい。
・「押し付ける」とは辞書によればイヤだと思うものを「むりに受け取らせる」という意味である。従って日本国憲法を「押しつけられた」という人は今の憲法をイヤだと言い拒否していることになる。言い続ければ憲法の基本原則の否認につながりかねない議論である。
・そこで疑問になるのは、そもそも誰がどのようにして日本国憲法を作ったかということ、そして作られた憲法は誰にどのように迎えられたかという事実である。柴山氏は2回の講義やその著書のなかで「押し付けられた」といって否定されるべき憲法かどうかは、「歴史的事実にそくし憲法の成立過程を正確に理解すること」からはじまると強調された。
・「誰が日本国憲法を作ったか」の問いに、誰をも納得させるかたちで簡潔に答えることは難しい。私のこどもの頃に「大坂城は誰がつくったか」というクイズがあった。答えは「秀吉」ではなく「大工さんと農民」というあのやり取りが好きだった。「憲法は誰が作ったか」という問いも構造が似ている。答えは「GHQ」ではなく「戦争を拒否する世界中の人々と日本の国民」という答はどうだろうか。講義をきかれたみなさんはどう思われただろうか。
・「ポツダム宣言を知っているか」という問いに「ロクに読んだことが無い」と嘯いた首相の答弁の意味は重い。私は今回の講義ではじめてポツダム宣言の内容を具体的に知ることができた。日本に対し世界の人々がポツダム宣言を通してどんなことを降伏条件として要求したのかをあらためて知ったのである。再び戦争という手段で国際紛争を解決するという法律が日本政府により作られてしまった。ポツダム宣言の意味をさらに知る必要がある。
3.「ポツダム宣言をつまびらかに!」これが必要である。最終講義を楽しみにしたい。
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