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2016年4月23日土曜日

❖よしかわ憲法サロン 3月学習会内容報告

・日時・場所:2016・3・26(土) 13:30~16:00  おあしす
・内容: テーマ「憲法9条と自衛隊」
・講師: 清川久基さん

・講義内容
1.はじめに: 司会・代表の高橋さんに「先生お願いします」と紹介され、『先生と言われたのは久しぶり』という言葉で講義が始まった。清川さんはかつて都立高校で社会科を教え、日の丸・君が代の強制に反対し、最高裁まで闘った人だと聞いている。

2.配布された資料: ①「テーマ憲法9条と自衛隊」と題するA4版、7枚綴り。②「資料説明のためのメモ メインテーマではないけれど憲法上の根本問題」、3枚綴り。③「核兵器について」、1枚の計3点であった。

3.話の内容: 資料にそって語られた清川氏の話はまず戦後日本の政治にとって、「根源的な矛盾」、「本質的な問題点」とは何であるかという“ラジカル”な問いであった。
 以下、その中の一つだけ紹介したい。[ ] は、同氏の配布資料からの引用である。
○日本は9条で戦争はしないと決め、軍隊も持たないことにしたのに、[しかし、現実には、自衛隊という名の世界でも有数の軍隊が存在している。この根源的な矛盾こそが、戦後の日本の政治が抱え込んできた本質的な問題点の一つであり、日本国民の政治意識の不思議さ、曖昧さを現わしている。]
○[いくら自衛隊は憲法に違反していると主張しても、では他国が侵略してきたら一切武力では抵抗しないのかと問われて、そうだと断言できない限り、曖昧な現状肯定論に陥ってしまうのである。]
○[社会党は「非武装中立論」なるものを主張したが、外敵に無抵抗でどうやって国民と国土を守るのか、との自民党の批判のほうが、残念ながら国民の多くの支持を得てしまったといわざるを得ない。

4.まとめにかえて: 「戦争が起きたらという前提で考えるのではなく、戦争を起こさせないようにする運動が大切だ」、「そのために世論に働きかけ、現実に存在する自衛隊を含め、政権を変えていくことが必要である。」といったさまざまな感想・意見がだされた。わたしはそれらの意見に賛成である。だからこそ「他国が侵略してきたら一切武力では抵抗しないのか」というこの問いの意味を曖昧にせず、納得のいく行動がとれるようにしておく必要があるというのがこの日の清川氏の主張であると思った。
 「攻められたらどうする」というナチスのゲーリング張りの脅し文句(安全保障化論)が幅を効かせ軍事的“抑止力”論を支えている今日、この心理的な脅し文句に世界がこれ以上踊らされないために、私たち主権者が何を考え、どう行動すればよいかを知ることが大切であるということである。清川氏は『私自身は武力抵抗をしない。ガンジー主義・非暴力に徹する。』と語った。この言葉に同氏の考えと行動の一端が表明されていると思う。
 私たちは“ホロコースト”に行き着く前に、“ファシズムと戦争”を止めねばならない。


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